お子さまの肌についてのご相談
ママさんドクターとしてお力になります
私も子どもが2人いますので、子どもの生活習慣や陥りやすいトラブルなどもよくわかります。だからこそ、お子様をお持ちの患者様のお気持ちもよくわかります。お子様には、痛い、つらい思いはさせたくないですよね?
お子様が痛い思いをしないようモアクリニックではできるだけ痛みのない治療を心がけています。
当クリニックではキッズスペースを設けDVDやおもちゃをご用意し、診療スペースにはお子様の好きなものを置いて、楽しくお持ち頂ける、リラックスして治療に臨んでもらえる環境作りにも気を配っております。
お気軽にご相談ください。
院長 仲村 雅世
子どもの皮膚の特徴
子どもの肌は、とてもデリケートです。「角層」という皮膚を守るために大切な層が大人のちょっとしたことでトラブルを起こしてしまいます。また、皮膚にとって大切な皮脂の分泌量が成長に伴って変化するため、成長に合わせたスキンケアが重要になります。個人差を見極めることも欠かせません。
スキンケアのポイント
清潔
- しっかり泡立ててから手や体を洗いましょう
- ボディソープの量は少なめにしましょう
- 乾燥がひどいとき、湿疹があるときは、刺激を与えないよう手で体を洗いましょう
- ハンドソープ、ボディソープはしっかり洗い流しましょう
- 洗い流しやすい、低刺激の泡状ボディソープを選びましょう
保湿
- 入浴などで失われた皮脂成分を補い、取り込まれた水分を閉じ込めるために、入浴後にはボディクリームを塗りましょう
- 外用薬を使用する場合は、入浴後まだ湿り気があるうちが効果的です
- 浴室の脱衣所にボディクリームや外用薬を用意すると便利です
子どもの皮膚を診療するうえで大切なこと
まずは、正確に原因を診断することが大切です。そのため、アレルギー検査や最近の種類を特定する検査などを行うことがあります。また、子どもの皮膚は敏感なので、塗り薬の量は適用量を守って使用すること大切です。
そして何よりも、「できるだけ痛くさせない」「できるだけ怖い思いをさせない」ということが大切になります。子どもに安心してもらう・信頼してもらうための雰囲気づくりや、治療の進め方には、ただの医療とは異なる経験の積み重ねが必要です。柏原市の皮膚科「モアクリニック」はお子様の診療実績を多数有しておりますので、安心してお任せいただければと思います。
子どもによくある肌トラブル
以下で、子どもによくある肌トラブルの特徴をご紹介します。「もしかして、うちの子も……」と思ったら、早めの受診をおすすめいたします。
乳児湿疹
赤ちゃんや小さい子どもの顔や体に出る赤い湿疹の総称です。食べこぼしの汚れや汗などが原因で乾燥し、かゆみを伴います。なかでも代表的なのが乳児脂漏性湿疹。生後2週間から1歳くらいまでの間に起こる湿疹で、頬や口の周り、顎、額、頭を中心に赤いポツポツが出たり、カサカサしたり、ときには少しジュクジュクすることもあります。また、髪の毛の生え際や眉毛などに黄色いフケや脂っぽいかさぶたのようなものができることも。放っておくと、いやなにおいがし、かゆみを伴います。
乳児の食物アレルギー
生後間もなくから数ヶ月で、顔面や体幹に湿疹が生じ、全身に広がります。ときに、喘息のような症状が現れることもあります。5大アレルゲン(アレルギーの原因)は卵・牛乳・小麦・大豆・米で、アレルゲンを摂取して数分から数時間後にじんましんや下痢、便秘、腹痛、頭痛、嘔吐などのアレルギー反応を起こします。ひどい場合は呼吸困難や血圧低下、意識障害などのショック症状が出ることもあるため、注意が必要です。
水いぼ
胸やわきの下、ひじ・ひざなどにできやすい、ウイルスが集まったできものです。初めは小さな白いブツブツですが、次第に大きくなり中央が少しくぼみ、ツヤのあるやわらかいいぼになります(大きい場合はエンドウ豆大くらいにもなります)。基本的にいぼ自体には痛みやかゆみはありませんが、周りの皮膚に湿疹ができてしまい、かゆみに悩まされることがあります。いぼの中にはウイルスが詰まっており、潰すとほかのところに感染してしまうため要注意です。
アトピー性皮膚炎
子どものアトピー性皮膚炎は、1歳未満の乳幼児に発症することが多いようです。原因の大半はアレルギーで、かゆみを伴います。清潔で保湿を考慮したスキンケアが欠かせません。
生物学的製剤の治療もあり、難治性の方への治療法が増えました。
乾燥性皮膚炎
乾燥により湿疹ができ、かゆみや痛みを伴う症状です。症状改善のためには、軟膏や保湿剤を使ったスキンケアが大切になります。また、お肌を清潔に保つことも重要なため、汗をかいたらこまめに拭き、毎日の入浴は欠かさないようにしましょう。ただし、刺激の強いものやゴシゴシ洗いは乾燥性皮膚炎の悪化につながりますので、注意が必要です。
- そのほかのポイント
- 強い紫外線は症状の悪化を招きます。外出時は肌の露出を減らし、日焼け止めを塗るなどして紫外線対策を忘れずに!
そのほかのトラブル
- 異物が刺さっている
- 出血している
- 犬や猫に噛まれた
……など
子どもは患部を気にしていじったり掻いたりしてしまうため、症状が悪化してしまいがちです。少しでも気になったら、まずは皮膚科までご相談ください。